野本眼科 野本 浩之先生
- 使用製品
- 光学式眼軸長計測 レンズスター LS900®
- 先生略歴
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1997年 岡山大学医学部卒業、岡山大学眼科入局 1998年 姫路赤十字病院眼科 2003年 岡山大学大学院修了 2004年 香川大学眼科助手 2007年 スタンフォード大学医学部眼科研究員 2010年 香川大学眼科学内講師 2012年 野本眼科(兵庫県姫路市)院長
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術に代表されるように、高い患者満足度を要求される現在は、限りなく正確なIOL度数計算が求めらており、光干渉測定は白内障術前検査としては必須になっているといえます。さらに、私が専門としている硝子体手術においても術後視力の質を求められる時代になっており、術後屈折を十分に考慮した白内障併用硝子体手術が必要となってきております。
大学勤務中に全ての光干渉測定装置を比較検討する機会があり、そのときにハーグストレイト社から発売された光学式眼軸長計測 レンズスター LS900®を試用いたしました。
レンズスターはボタン一つで眼軸長はもちろんのこと、視軸上で前房深度、水晶体厚、角膜厚、角膜径、瞳孔径を瞬時に測定できます。特に気に入ったのは、角膜曲率を32点で計測し再現性が高いことと、測定が非常に容易で検者を選ばないことでありました。
2012年2月に兵庫県姫路市で開業した際にもレンズスターを採用し、非常に満足しております。また、当院では電子カルテを採用し完全ペーパーレスで運用していますが、データのやりとりもスムーズで電子カルテへの相性が非常にいいといえます。
A定数については、従来のULIB掲載値を使用していましたが、最近ではレンズスターでoptimizedされたA定数が掲載され、更新されるようになってきました。
レンズスターのIOL度数計算の精度向上に今後ますます期待しております。