ハマダ眼科 濱田 恒一先生
- 使用製品
- 光学式眼軸長計測 レンズスター LS900®
- 先生略歴
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1978年 慶應義塾大学医学部卒業 1985年 慶應義塾大学医学博士号 1985年~1987年 ハーバード大学網膜財団研究員 1988年~1990年 慶應義塾大学客員講師 1990年~1993年 産業医科大学講師 1993年 ハマダ眼科 理事長
光学式眼軸長計測 レンズスター LS900®は、第4世代のIOL度数計算式Olsen式に必要な眼内パラメーター、角膜曲率、眼軸長、前房深度、水晶体厚、角膜厚、瞳孔径、WTWをワンショットで測定できます。
特に、眼軸長、前房深度、水晶体厚、角膜厚に関しては光干渉測定で視軸で計測できます。レンズスター LS900®を使い出して、眼軸長、角膜曲率の情報のみを使うSRK/T式より前房深度を加味したHaigis式の方が統計学的優位に誤差が小さくなりました。計測値の精度が上がり、計算式の能力を引き出すことができたと考えています。
2004年からHolladayIOL Consultantを使って、複数のIOL度数計算式で術後屈折値を予測しIOL度数を決定していましたが、レンズスター LS900®を使うまでは、Haigis、HolladayⅡ、SRK/T式で術後屈折値誤差に差はありませんでした。
レンズスター LS900®を使うことにより、一段ステップアップした幸せを感じています。
光干渉測定で眼軸長の測定誤差が少なくなった現状では、術後前房深度の予測誤差が術後屈折値誤差に大きく影響すると考えられていますが、術前、術後の前房深度が同一機械で計測できるのも魅力です。