製品情報
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スペクトラリス OCT
マルチモダリティ・プラットフォーム
SPECTRALIS OCT AUP
- 使用場所
- 検査室(暗室)
- メーカー別
- ハイデルベルグ エンジニアリング
製品特徴
<基本機種+モジュール>
ハイデルベルグ スペクトラリスの
マルチモダリティ・プラットフォーム
ハイデルベルグ スペクトラリスは、基本となる機種に必要な機能モジュールを付加していくことで、一台に多数の機能を備えた機器にカスタマイズできるマルチモダリティ・プラットフォームです。
その基本機種がスペクトラリス OCT AUPです。
- TruTrack TM デュアルビームアイトラッキングシステム
ハイデルベルグ社の伝統的血管照合技術を使用したTruTrack TM デュアルビームアイトラッキングシステムにより、たえず動いている眼に対しても眼底の位置を正確に認識、全く同じ位置でのOCT撮影が可能です。1秒あたり40,000回の高速Aスキャンレートでスキャンした画像の加算平均を行うノイズリダクション機能により、スペックルノイズを取り除いた高コントラストな画像が得られます。
- SLO画像の血管照合により眼球の動きを追尾、OCTスキャン位置を常に同一位置へ自動補正(シングルビームシステムでは、眼球の動きによりスキャン位置にずれが生じます)
- アイトラッカーと自動再スキャン機能を使用し、長期的な眼底のフォローアップの際には、高解像の画像で特定部位の詳細な比較、観察ができます。
- 共焦点レーザ走査技術により、透光体に混濁のある被検者でも高画質な眼底画像が得られます。
- ハイデルベルグ アイ エクスプローラでネットワークに接続し、閲覧用コンピュータからデータにアクセスできます。
- ネットワーク内でデータベースを共有し、どのシステムからもデータアクセスや再スキャンが行え、ワークフローの最適化が可能です。
- 網膜10層自動セグメンテーション
- 優れたライブアイトラッキング機能と高画質OCTにより、網膜の10層自動セグメンテーションが可能になりました。
- GCL層(神経節細胞層)の単層分離を実現しました。
- 極早期緑内障などの正確な解析が可能です。
- 標準緑内障ソフトウェア
網膜神経線維層(RNFL)をサークルスキャンして微細な形態の変化を観察することで、緑内障の診断が可能です。
アイトラッカーにより、フォローアップ検査では正確に同じ場所をスキャンするので、僅かな厚みの変化を発見でき信頼性のある経過観察ができます。- ① サークルスキャンはブルッフ膜の位置で平にした状態で表示されます。
- ② 視神経乳頭の6つの領域(耳側、耳側上部、耳側下部、鼻側、鼻側上部、鼻側下部)の分析結果と全体の分析結果が表示されます。
- ③ 網膜神経線維層の厚さの分析結果(黒いライン)が、色で分類した帯と共に表示されます。
緑:正常範囲内
黄:ボーダーライン
赤:正常範囲外
※分析結果については、基本レポートおよび経過観察レポートで印刷することが可能です。
■ FoDiTM(Fovea-to-Disc)アライメントテクノロジー
網膜神経線維層(RNFL)計測の正確さと再現性を向上させるために、サークルスキャン時に中心窩と視神経乳頭の解剖学的な位置を自動的に追跡して位置あわせをする独自の技術です。
標準データベースおよび被検眼を、すべて中心窩と視神経乳頭をむすんでアライメントするので、スキャン中の頭部の傾きや眼の回旋により起こる測定エラーをなくし、ばらつきの少ない診断ができます。
オプション
スペクトラリスOCT SHIFT
検査・症例に合わせて3種のAスキャンスピードを自在にシフト可能です。
- 125kHz:高画質はそのままにOCTA検査のスピードを向上
- 85kHz:構造OCTの理想の「速さ:画質比」
- 20kHz:高感度と高S/N比で難症例の検査画質を向上
OCT アンジオグラフィ
ハイブリッド・アンジオグラフィ機能搭載。より正確でフレキシブルな血管層別解析が可能。OCT SHIFT専用。
造影剤を使用しないため、患者様に負担をかけずに検査ができ、高解像度のOCTアンジオグラフィ画像が得られます。
BluePeak TM
BluePeakTM ブルーレーザによる自発蛍光マップは、網膜からの自発的な蛍光をとらえることができる非侵襲の診断モダリティです。
リポフスチンは、健康な網膜色素上皮細胞にも見られる自然に発生する代謝指標です。この合成物をマッピングすることは、網膜の健康状態を知る重要な要素になります。純粋なブルーレーザを用いた共焦点走査により、フラッシュ写真撮影に固有の散乱光や低検出感度のない、鮮明で高コントラストな代謝活動のイメージが得られます。
BluePeakTMは、共焦点レーザ走査とブルーレーザの自発蛍光マップにより、様々な眼底疾患に関連する代謝活動の変化を観察することができます。
多くの遺伝的な網膜疾患や加齢黄斑変性を含む複合的な網膜疾患では、網膜色素上皮/光受容体複合体の代謝活動に変化が現れます。
MultiColor TM
MultiColorTM 走査レーザ画像は、スペクトラルドメインOCT と複数のレーザー波長により同時に取得した眼底画像を組み合わせることにより、スペクトラリスのマルチモダリティ プラットフォームに新たな局面をもたらしました。
スペクトラリス マルチカラー画像は白内障や眼振のある撮影しにくい被検者でも、高コントラストで詳細な画像を取得できます。スペクトラリスの核心的技術である、共焦点レーザ走査・アクティブ アイトラッキング・ノイズリダクション機能により、細部までクリアな画像が観察可能です。
※マルチカラーでの疾患別の表示は、 → イメージギャラリーでご確認いただけます。
緑内障プレミアムソフトウェア(GMPE)
乳頭部におけるOCT 画像からブルッフ膜開口端を自動認識し、その箇所における視神経線維層の最小厚を自動で測定、レポートすることにより乳頭部における、より正確な視神経線維層厚を測定することができます。
前眼部モジュール
スペクトラリス前眼部モジュールは専用のレンズとソフトウェアで構成され、前眼部の画像化に新たな側面をもたらします。このモジュールはスペクトラリス全てのOCTで使用できます。
マルチカラー対応 55°ワイドフィールドレンズ
標準の30°対物レンズの代わりに、55°ワイドフィールドレンズを使用して広角の画像を撮影することができます。
スキャンサイズは25°×25°、35°×35°、∅55°です。
一般的な眼底カメラよりも広角なカラー眼底画像の撮影が可能になるため、眼底周辺の見落としがちであった病変も一度の撮影で捉える事ができます。