製品情報
Product
- トップページ
- ハイデルベルグ エンジニアリング
- スペクトラリス HRA…
スペクトラリス HRA
共焦点レーザ走査型眼底検査装置
SPECTRALIS HRA
- 使用場所
- 検査室(暗室)
- メーカー別
- ハイデルベルグ エンジニアリング
製品特徴
ハイデルベルグ スペクトラリスHRAは、共焦点レーザ走査と高感度検波技術を結合したレーザ走査型眼底検査装置です。網膜、脈絡膜の細部にわたり、高コントラストで高解像の画像が得られます。
- 卓越した解像度
- スキャンした画像の加算平均を行うノイズリダクション機能により、高コントラストで高解像な画像が得られます。
- アイトラッカーと自動再スキャン機能
- 長期的な眼底のフォローアップの際には、高解像画像で特定部位の詳細な比較、観察ができます。
- フルオレセイン(FA)とインドシアニングリーン(ICGA)画像の同時撮影および同時表示
- ICGAで捉えた脈絡膜の病変とFAによる網膜表面部分との相関がよく判ります。
- 動画撮影
- 最大16フレーム/秒(15°高速モードの場合)の動画が撮影できます。蛍光初期の血流の状態が確認でき、栄養血管の発見の他、網脈絡膜血管吻合(RCA)、網膜内血管腫状増殖(RAP)などの診断に有用です。
5つの診断モダリティ
共焦点レーザアンジオグラフィは、血管内に蛍光剤を循環させ動画を撮影することにより、従来の眼底写真に新しい側面をもたらしました。共焦点レーザは高い空間分解能をもち散乱光を除去するので、より微細な部分の観察が可能です。
フルオレセイン蛍光血管造影
共焦点レーザFA アンジオグラフィでは網膜、脈絡膜、視神経乳頭、虹彩の毛細血管の画像が得られます。様々な眼底疾患の診断と治療に必要不可欠な検査になっています。
インドシアニングリーン蛍光血管造影
共焦点レーザICG アンジオグラフィは脈絡膜血流の詳細を明らかにし、抗VEGF 療法に反応しない症例をよりよく理解する助けになります。動画撮影により、フルオレセイン蛍光血管造影では観察できない網膜内血管腫状増殖(RAP)や網脈絡膜血管吻合(RCA)の病変をはっきりと示すことが可能です。
眼底自発蛍光
蛍光剤の必要がない BluePeakTM ブルーレーザによる自発蛍光は、網膜色素上皮代謝の重要な要素であるリポフスチンの蛍光特性を利用しています。自発蛍光特有のパターンにより、地図状萎縮の範囲やベスト病やスターガルト病など遺伝性の疾患が非侵襲で明らかになります。
赤外反射
赤外反射は長波長のレーザ光を使用し、無散瞳や散瞳不良の場合でも細部にわたる眼底画像を取得できます。共焦点原理と相まってより深くまで到達する光により、嚢胞様黄斑浮腫(CME)や中心性漿液性網脈絡膜症(CSCR)などの網膜内病変のより詳細な情報が得られます。低レベルの光は、フラッシュを使用しての眼底写真に不快感を覚えたことのある高齢の被検者にも、あまり不快を感じさせません。
レッドフリーイメージ
青色光で、神経線維層・網膜前膜・網膜ひだおよび嚢胞など特異の構造を強調するレッドフリーのイメージを取得します。
BluePeak TM
BluePeakTM ブルーレーザによる自発蛍光マップは、網膜からの自発的な蛍光をとらえることができる非侵襲の診断モダリティです。
リポフスチンは、健康な網膜色素上皮細胞にも見られる自然に発生する代謝指標です。この合成物をマッピングすることは、網膜の健康状態を知る重要な要素になります。純粋なブルーレーザを用いた共焦点走査により、フラッシュ写真撮影に固有の散乱光や低検出感度のない、鮮明で高コントラストな代謝活動のイメージが得られます。
BluePeakTMは、共焦点レーザ走査とブルーレーザの自発蛍光マップにより、様々な眼底疾患に関連する代謝活動の変化を観察することができます。
多くの遺伝的な網膜疾患や加齢黄斑変性を含む複合的な網膜疾患では、網膜色素上皮/光受容体複合体の代謝活動に変化が現れます。
オプション
MultiColor TM
MultiColorTM 走査レーザ画像は、スペクトラルドメインOCT と複数のレーザー波長により同時に取得した眼底画像を組み合わせることにより、スペクトラリスのマルチモダリティ プラットフォームに新たな局面をもたらしました
スペクトラリス マルチカラー画像は白内障や眼振のある撮影しにくい被検者でも、高コントラストで詳細な画像を取得できます。スペクトラリスの核心的技術である、共焦点レーザ走査・アクティブ アイトラッキング・ノイズリダクション機能により、細部までクリアな画像が観察可能です。
※マルチカラーでの疾患別の表示は、 → イメージギャラリーでご確認いただけます。
マルチカラー対応 55°ワイドフィールドレンズ
標準の30°対物レンズの代わりに、55°ワイドフィールドレンズを使用して広角の画像を撮影することができます。
スキャンサイズは25°×25°、35°×35°、∅55°です。
一般的な眼底カメラよりも広角なカラー眼底画像の撮影が可能になるため、眼底周辺の見落としがちであった病変も一度の撮影で捉える事ができます。
ウルトラワイドフィールドレンズ
非接触ウルトラワイドフィールドレンズは、最大102°という超広画角を実現し、眼底周辺部においても収差のない高コントラストな眼底画像を得ることができます。