東邦大学医療センター佐倉病院眼科 堀 裕一先生
- 使用製品
- スリットランプ900®BQ LED
- 先生略歴
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1995年 大阪大学医学部卒業 1995年 大阪大学医学部卒業附属病院 眼科研修医 1997年 国立大阪病院 眼科レジデント 2001年 米国 ハーバード大スケペンス眼研究所留学 2004年 大阪大学医学部附属病院 眼科医員 2006年 大阪大学医学部 眼科助手(助教) 2009年 東邦大学医療センター佐倉病院 眼科講師 2009年 東邦大学医療センター佐倉病院 眼科准教授 2014年 東邦大学医療センター大森病院 眼科教授
私は関西の大学に勤務しておりましたので、ゴールドマンのスリットランプを使う経験があまりございませんでした。勿論大学には有りましたが、食べず嫌いと言いますか、唯何となく使用しませんでした。
2009年に千葉の東邦大学医療センター佐倉病院に赴任して、ゴ-ルドマンのスリットランプを使う機会が増え、今までの印象が一掃されました。光源を上に置いた倒立型が、光源から被検眼までの距離を大きく取っているため、明るくシャープな照明が得られる事も知りました。
今回、この光源が従来のタングステンからLEDに変更されたLEDスリットを使用し、とても明るく今まで以上にシャープなスリット光で角膜や眼表面の仔細な部分の情報をより多く得ることが出来、LEDスリットの素晴らしさを実感しました。
また、ブルーフリーフィルタを用いてのフルオレセイン染色も、コントラストエンハンシングフィルタ(イエロー)を用いて同様に行うことができます。このフィルタを用いることで角膜上皮の微細な障害までも観察できるので、前眼部の検査には不可欠で、スリットランプ900®BQLEDの性能を更に高めています。